2010年05月07日

元LOFT社長 安森健氏に聞く「なぜ、今雑貨ブーム?」(産経新聞)

 最近の“雑貨ブーム”を加速させたのが、大手スーパーのイオンが4月に開業した「R・O・U(アール・オー・ユー)」。同店のアドバイザーを務めるのは日本を代表する雑貨専門店「ロフト」の元社長、安森健さんだ。安森さんに雑貨人気の理由や、総合スーパーとの違いを聞いた。

 ■ユニクロが好調なのは安さだけが理由ではない

 −−なぜ、今雑貨がはやるのか

 「雑貨は低価格だから不況の中、注目されているという考え方は間違い。雑貨がブームなのは消費者の価値観が変化したからだ。高級ブランドが低迷する一方、ユニクロが好調なのは安さだけが理由ではない。今の日本人は消費者として成熟し、ブランド物や豪華な外食など非日常的なぜいたくより、毎日の生活に一つ足すだけでワンランク上の暮らしができる『デイリーズベスト』を求めている。景気が回復してもこの流れは当分は変わらない」

 −−ロフトと郊外型ショッピングセンター(SC)では客層が全く違う

 「食器は一般的に薄くて色は白か、色がついていても料理が映えるようなデザインが多い。ロフトや東急ハンズは都市に住む若い人がターゲットなので、白ではなく、マグカップ黒や黄色のマグカップが売れる。僕は黒や黄のカップでコーヒーを飲んでもおいしくないけど(笑)。雑貨店にはキッチン用品をトータルコーディネートするという発想はない。そこが百貨店やスーパーと雑貨店との大きな違いだ」

 ■『デザインが悪い』『種類が少ない』といった不満が

 −−なぜ今、雑貨に参入するのか

 「スーパーの顧客は生活実感が強い主婦で、包丁であれば安全で重さや切れ味など使いやすさが重視されてきた。だが、イオンのお客さまにアンケートをしてみると、生活雑貨に対して『デザインが悪い』『種類が少ない』といった不満が多かった。実際、調べてみると、イオン全体の雑貨を含めた事務用品の売り上げは全体の18・4%だが、総務省の家計調査からみた全体の平均は約23%。うちはこの差、5%くらいがとれていない。一方、雑貨店利用者全体の27%が30代。30代が世帯主の家庭に限ると6割超になる。家庭用品でデザインがよいものであれば勝機はある」

 ■

 −−総合スーパーには珍しい「仕入販売員制度」を導入した

 「スーパーは本社の一元管理で商品を100個仕入れ、100個すべて売り切るまで販売をするのが基本だが、雑貨店は30個とか少量で仕入れ、短期間でなるべく売り切るよう努力しないと採算がとれない。本社のおじさんが数字だけ見て商品管理をするのではダメということ。雑貨の主力は女性客なので、男性ではお客さまのニーズに追いつけない。仕入れ販売員は社内で公募した中から約60人を採用し、全体の7割が女性だ。接客と同時に仕入れも担当し、お客さまの声を素早くキャッチして商品を手配する。そうでないと無店舗でリアルタイムで商品を売るネットに勝てない」

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posted by ムカイ チロウ at 09:57| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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